神奈川県横浜市・川崎市、東京都に物件を所有されている賃貸オーナーのみなさまへ
こんにちは!横浜市の大規模修繕工事専門店 オーナー様の修繕窓口 です。
機能的な満足はもちろんのこと、生活をする場所として精神的な満足も感じることが出来る建物に住みたいと希望される入居者の方も多いのではないでしょうか。
そんなご希望にお応えするときに重要な役割を果たすのが「色彩」です。
色彩は視覚情報として人々の心理に働きかけます。
お持ちの集合住宅の色彩についていろいろ考慮されているオーナー様もたくさんいらっしゃると思います。
どのようなことに重点を置いて考慮したらよいか…なかなか難しいですよね。
今回は集合住宅の色彩を考える時にポイントとなる点を6つご紹介したいと思います。
①公共性【見られ方の確認】
◆◆現地での調査ポイント◆◆
建物がどのような場所からどのように見られるかを把握して、全体デザインのバランスやアクセント等を検討する。
◆◆色彩の方向性◆◆
よく住宅で使用される慣れ親しんだ色を選び、住宅らしさを感じられる景観づくりに配慮し、色彩を秩序づける。
②地域性【地域の色彩や景観条例の有無の確認】
◆◆現地での調査ポイント◆◆
地域の歴史や風土、色彩、そして景観条例等の有無を把握し、地域性に配慮した色彩計画を行う。
◆◆色彩の方向性◆◆
地域の歴史や文化、風土らしさを感じさせる景観づくりに配慮する。
地域に根付いた色彩・素材を活かす。
③地区性【立地環境と周辺色彩の確認】
◆◆現地での調査ポイント◆◆
建物が立地している地区特性を把握し、地域性に配慮する。
周辺の建物の色彩を把握することで、突出しすぎない色彩計画を行う。
◆◆色彩の方向性◆◆
立地環境に配慮し、地区性にあった色彩を選ぶことで景観づくりを行う。
④美観性【建物形状と素材の確認】
◆◆現地での調査ポイント◆◆
建物の凹凸や柱型の位置などを把握し、形状特性に合った配色デザインをする。
改修する部位としない部位を把握し、建物全体の色彩調和を考慮した色彩計画を行う。
◆◆色彩の方向性◆◆
調和する色彩を組み合わせ、リズム感を程よく感じられる配色を検討する。
⑤耐久性【褪色や汚れやすい場所の確認】
◆◆現地での調査ポイント◆◆
褪色しやすい場所や藻が生えやすい場所などを事前に把握し、環境に合った色彩を選定する。
◆◆色彩の方向性◆◆
褪色や汚れなどの経年劣化に耐える色彩を選ぶ。
⑥安全性【共有部分の状況確認】
◆◆現地での調査ポイント◆◆
建物の共有部分の現状を把握することで、明るさに配慮したり、入口の分かりやすさに配慮した色彩計画を行う。
◆◆色彩の方向性◆◆
多くの人が利用する共用部分は、遠方からでも分かりやすくするなどの配慮をして、視認性を高める色彩を用いる。
≪現地での調査ポイントのまとめ≫
✔どのような見られ方をするか?
✔色彩や景観条例はあるか?
✔樹木は豊富にあるか?
✔市街地か?住宅地か?その他か?
✔既存のレンガやタイルの色は?
✔褪色しやすい場所や汚れやすい場所はあるか?
✔暗い場所や分かりにくい場所はあるか?
≪色彩の方向性のまとめ≫
★色彩を秩序づけたり、慣れ親しんだ色を使う
★地域に根付いた素材・色彩を活かす
★地区性に合った色彩を選ぶ
★調和する色彩を組み合わせる
★経年劣化に耐える色彩を使う
★視認性を高める色彩にする
せっかくの大規模修繕工事をより満足できるものにするために、上記のようなポイントを踏まえ、色彩計画を活用してみてはいかかでしょうか。
オーナー様の修繕窓口では、カラーシミュレーションを使用して建物の色彩を何度でも確認することが出来ます。
ぜひ、ご用命ください!
*参考文献:関西ペイント株式会社発行「集合住宅のいろ」
本日もブログをご覧いただき、ありがとうございました。
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