神奈川県横浜市・川崎市、東京都に物件を所有されている賃貸オーナーのみなさまへ
こんにちは!横浜市の大規模修繕工事専門店 オーナー様の修繕窓口 です。
前回は「建物の部位名称とその役割・外観」についてご説明しました。
今回は共用部についてです。
【まずは階段】
①階段表示板(かいだんひょうじばん)
階段に設置されている階数を表示する看板のこと。
②ノンスリップ
階段の踏板の端に付ける滑り止めのこと。
素材は溝を入れた金属製やタイル製のものが一般的で、用途に合わせて様々な種類がある。
③踏面(ふみづら)
階段を構成する部分で、足を乗せる踏み板の上面のこと。
④蹴上(けあげ)
階段一段分の高さのこと。
建築基準法では23cm以下とされていて、使いやすいと言われている18〜20cmが一般的。
⑤巾木(はばき)
床面と接する壁の最下部に取り付けられる横木のこと。
壁の下部を保護するためと、壁と床の仕上げ部分のおさまりを美しくするために設けられる。
⑥ササラ巾木(ささらはばき)
ササラとは階段全体を支えている梁のことで、その部分にある巾木をササラ巾木という。
⑦手すり壁(てすりかべ)
手すり代わりに使ったり、握りやすい太さの手すりが設置されている壁のこと。
腰壁と呼ぶこともある。
⑧室名札(しつめいふだ)
マンション・アパート用の表札のこと。
個人情報保護の観点から、表札に名前を記載しない方も増加している。
⑨玄関扉(げんかんとびら)
各居室に入るための扉のこと。
⑩上裏(天井)(あげうら)
踊り場や階段の裏側のこと。
⑪手すり壁天端(てすりかべてんば)
手すり壁の最頂部のこと。
⑫中間踊場(踊場)(おどりば)
階段の途中に設けられた平坦な場所のこと。
直線の階段と比べて階段スペースを小さく出来ることや、方向転換が出来ることにより、万が一、階段から落ちても落下距離が短くなることも利点。
⑬PS扉
PSとはパイプスペース扉の略で、パイプスペースに繋がる扉のこと。
中には電気、ガス、給水、排水などのための配管がある。
【続いては廊下】
①見付部(みつけぶ)
廊下や屋上の厚みを正面から見た幅のこと。
②水切り目地(みきりめじ)
雨水が下端に回らないようにするための目地のこと。
壁を伝った雨水などが上裏に侵入するのを防ぐ役割をしている。
③上裏(天井)(あげうら)
屋上もしくは上階の廊下の裏側のこと。
④照明器具(しょうめいきぐ)
明かりを灯すための装置のこと。
最近では、省エネを考えてLEDにするオーナー様も増えている。
LEDにすると虫が集まりにくいという利点もある。
⑤梁(はり)
横方向(水平方向)の柱のような役割をしている部分のこと。
建物各所に設置されている。
⑥三方枠(さんぽうわく)
開口部の上方と左右の三面に取り付ける枠材のこと。
下面に枠がついていないことによって、扉の開閉がスムーズになる。
また、 枠による段差もないため、バリアフリーの一環として採用されることが多い。
⑦面格子(めんごうし)
防犯などを目的として、住宅の窓の外側に取り付けられている格子のこと。
鉄やアルミと言った金属製であることが多い。
⑧手すり壁笠木天端(てすりかべかさぎてんば)
壁の上部を覆う部材のことを笠木といい、手すり壁の笠木の最頂部のことを手すり壁笠木天端という。
⑨手すり支柱(てすりしちゅう)
手すりを支える太い柱のこと。
⑩手すり子(てすりこ)
上下の手すり支柱の間にある細い支柱のこと。
⑪足元笠木天端(あしもとかさぎてんば)
足元にある笠木の最頂部のこと。
⑫側溝(そっこう)
排水のために通路の端に設けられている溝のこと。
マンションでは共用廊下や階段やベランダ、駐車場や駐輪場やエントランス前などに設置されている。
⑬ドレイン
雨水などを排水するための配管とその排水口およびゴミ除けのふたのこと。
ゴミが樋に流れ込むのを防ぐ役割をしている。
⑭雨樋(あまどい)
雨が降った時に屋根の上に落ちた雨水を集め、スムーズに排水する装置のこと。
現在は塩ビで作られたものが主流となっている。
⑮樋支持金物(といしじかなもの)
樋を壁に固定するための金具のこと。
比較的早い段階で塗装の傷みが見られる部分。
【次はバルコニー】
①物干金物(天吊り型・壁付型)(ものほしかなもの)
物干し竿を設置して、洗濯物を干すためのもの。
ほどんどのものが金属製。
②クーラースリーブ
エアコンの室内機と室外機をつなぐ配管を通すために取り付ける筒状の器具のこと。
③サッシ
ガラス窓に使う金属製の窓枠のこと。
コーキング(シーリング)と呼ばれるゴムのような素材で壁との継ぎ目の隙間を埋めている。
④給気口(きゅうきこう)
室内に空気を送り込む開口部のこと。
⑤手すり根元(てすりねもと)
手すりの足の付け根のこと。
⑥面台(めんだい)
マンションなどの外壁に位置する窓の下や、バルコニーの出入り口の下部に設置される外部に向かって傾斜が付けられた部分のこと。
⑦避難ハッチ(ひなんはっち)
緊急時に玄関から出られなくなったときや、階段・エレベーターが使えなくなったときに階下へ避難するための設備のこと。
このハッチを開けると、組み込まれた吊り下げはしごが広がり、階下や階上に容易に移動することが可能。
⑧手すり取り付け根元(てすりとりつけねもと)
手すりの横方向の取り付け部分のこと。
⑨立上り(たちあがり)
床から垂直方向に立ち上がった部材のこと。
【最後はエントランス】
①共用灯
共用部分にある蛍光灯のことで廊下や階段にある蛍光灯も含まれる。
②管理室
管理人さんがいる部屋のこと。
管理人さんが常駐しているところもあれば、管理室自体がないところもある。
③掲示板
居住者の方にお知らせしたいことがある時に掲示するところ。
④エレベーター
階を移動する時に使用するに機械のこと。
建築基準法では、31メートル以上(おおよそ7階~10階建て)の建物には設置が義務付けられている。
『高齢者の居住の安定確保に関する法律』という法律では、3階建て以上の共同住宅(サービス付き高齢者向け住宅)には、設置することが定められている。
⑤ポスト
郵便物を届けるためのもの。郵便受けともいう。
マンションなどでは1階部分に集合ポストと呼ばれる1部屋にひとつの郵便受けを戸数分並べたものが設置されている。
⑥分電盤(配電盤)
この画像では分電盤となっているが、正しくは配電盤。
分電盤は各部屋に設置されている。
配電盤とは発電所から送られてきた電気を分電盤に送る機器のこと。
以上が建物の共用部の「建物の部位名称とその役割」でした!
普段は耳にしない言葉が多く、難しかったかもしれません。
オーナー様が修繕工事をお考えの時に、「あの部分はどういう役割だったかな?」と疑問に思ったら今回のブログを見て確認していただけると嬉しいです!
本日もブログをご覧いただき、ありがとうございました。
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